スタッフブログ

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入社半年の新入社員が人生初の海外出張に行ってみた。

インタビュー

    みなさん、こんにちは。
    今回は、営業担当の赤澤勇武(いさむ)がお話させていただきます。よろしくお願いします!

    営業 赤澤 勇武
    営業
    赤澤 勇武

    30歳で転職。先の見えない仕事にふと立ち止まった

    30歳になりました。トーコーには転職して半年です。
    少し慣れてはきましたが、まだまだ初めてのことだらけで、参考になるかわからないですが・・。

    半年経って、トーコーの印象は・・すごくアットホームで居心地が良いですね。
    先輩、それもベテランの方がよく声をかけてくれるし、仕事の面でわからないことはすぐに聞けます。
    毎朝のミーティングでは、ベテランの方々の会話を耳を立てて聞いています。マニュアルにない技術的な話がいくらでも出てくるし、ミーティング中にスピーディーにいろいろなことが決まったりして、刺激があるんです。

    前職は工場勤務で、同じレベルの仕事をする仲間は大勢いたんですが、縦の繋がりはほとんどありません。
    工場内で、見えている範囲のことしかわからないので、作っているものどころか、自分自身の先行きが見えてこない感じがありました。
    仕事自体も正直、面白いと思ったことはなかったです。

    今は社長や経営陣の話を聞く機会も多い。以前と比べると、次々に目標が見つかります。
    話しているうちに、やってみたいこと、知らなくてはいけないことがどんどん浮かんで、「この仕事、面白い」って思えるのも、会社のアットホームな雰囲気のおかげだと思います。

    トーコーへの転職のきっかけは・・前職は大手の食品会社で、地元に勤務先となる工場があったのでラッキーと思い入社したんです。
    でも急に転勤だと言われて。行く先はかなり遠方の工場でした。
    僕は、地元の柔道教室で子どもたちを教えているんです。まずそれが浮かんで、ここを離れるわけにはいかないと思いました。
    改めて思ったのは、自分は地元が好きなんですよね。東かがわで育ったし、居やすいんです。
    大手とはいえその工場の仕事が、好きな地元を離れてまで積み上げたいキャリアになるのかと・・ふと立ち止まってしまいました。

    営業。コミュニケーションの中から本当の問題を探す面白さ

    トーコーは年上の知り合いが方々当たって紹介してくれました。そんな話がすぐもらえるあたりも、やっぱり地元が一番です。
    僕を知っている人からの紹介ですから、転職は即決でした。
    トーコーも工場があるので、当然仕事は現場作業かなと思ったけど、入ったら営業担当へ。自分にできるのかな、と少しびっくりしました。

    営業、やってみたら楽しいんですよね、お客さんとのやり取りが。
    お客さんが問題や悩みを持っていて、それを一緒に解決できるのが楽しい。
    仕様をどう変更すればお客さんに満足してもらえるかだけではなく、「本当の問題や理想はどこにあるか」を引き出せると、お話を聞けてよかったと思えます。

    例えばトーコーの機械が高いと感じているようなら、逆にお客さんが思っていた以上の問題解決やパフォーマンスを考え出して、社内に持ち帰って設計者さんに交渉してみたりですね。
    技術的なことはまだまだなんですけど、その分お客さんの立場に立てると思って、交渉しています。わからないことは設計者さんにガンガン質問しながら笑。そんな僕にドーンと答えながらも、実際に策を練ってくれるベテランの設計者さん達には尊敬しかないです。

    僕はまだ特定のお客さんがついていないんです。早く会社の役に立ちたいいう焦りはあります。
    会社はそんな僕に、思ってもみない機会をくれました。海外出張です。タイで開催される大きな展示会への出展に同行することになりました。
    朝のミーティングで、「タイに行ってくれないか?」と言われて、すぐに決まりです。

    海外に出るのは初めて。 でも不安はなかった。

    僕、海外初めてなんですよ。旅行もしたことがなかったのでパスポートも持っていなかった。
    有り難いことに会社がパスポートの取得費用まで負担してくれて、準備を進めることができました。
    英語もできないし、展示会そのものが初めてです。でもタイでの仕事に慣れている常務と一緒なので、不安はありませんでした。
    不安より、常務に指導を受けながら自分なりにがんばろうという思いが強かったです。

    METALEX2018
    METALEX2018は世界の50ヶ国から、工業機械メーカーや加工技術を持つ企業約 3300社が出展、10万人以上の入場者が見込まれた。

    タイの展示会は、METALEX2018という4日間に渡って開催される大きなもので、世界の50ヶ国から、工業機械メーカーや加工技術を持つ企業約3,300社が出展します。入場者も周辺諸国から10万人以上の入場者が見込まれるものです。
    移動を含めて7泊8日、観光をする時間はありませんでしたが、僕にとっては充分に有意義でした。

    日本貿易振興機構(JETRO)のパビリオン
    日本貿易振興機構(JETRO)のパビリオン。日本から44社が出展しました。
    トーコーブースの赤澤 勇武と通訳のタイサック
    通訳のタイサックさんと仲良くなれたので、説明もスムーズでした。

    通訳の方もいるおかげで、ブースで海外のお客さんの対応ができました。一日20人~30人くらいでしょうか。
    わからないことはすぐに常務に聞いて答えることができました。

    海外で実感した”弊社・トーコー”の実績。

    そんな中、既存のお客様で、すでにトーコーの機械を使ってくださっている工場の方が挨拶に来てくれました。
    日本の企業の海外工場の担当者です。機械のメンテナンスやアフターフォローについて要望をいただきました。

    最新機種であれば、機械をインターネットに繋いで状態を把握し、今や日本から遠隔でメンテナンスを行うことも可能となっているんですが、その工場ではずいぶん旧式の機械を大事に使っているとのこと。
    ウチの機械はとにかく頑丈です!というのはセールストークのひとつですが、それをお客さんから教えてもらえましたね。
    一年目の僕には見えていなかった”弊社・トーコー”の業績を実感することができました。

    工場への投資を決定するのは、当然日本の親会社です。
    現地工場での機械の状況を、メーカーとしても改めて伝え、次の商機に繋げてみたいと考えました。

    営業 赤澤 勇武のアップ写真

    また、タイの大学教授の方から驚くような規模の提案をいただきました。
    タイは屋台で有名で、現地の人も観光客も楽しんでいます。でも衛生や利便性の問題はまだまだ大きいそうなんです。タイ王国としては国レベルで解決に動いているということなんですが。
    ジュースをビニール袋に入れて売っているような店も普通にあると聞きました。ちょっと日本では考えられませんよね。
    その教授は日本で、使い捨てを含む衛生的な食品容器が業界全体に行き渡っていることに感動したそうです。
    トーコーはまさに食品容器の大量生産の技術を持つ老舗だということで、「タイの業者に個別に売り込むのではなく、国や自治体レベルにノウハウを広めてはどうか」といったご提案でした。

    トーコーの機械は、世界には必要としてくれる場所がまだまだある。
    いろいろな国、地域の方とお話ししましたが、機械の話になると国境がない気持ちになりましたね。

    自分でも意外なほど、 目の前が拓けた

    滞在中は観光も街歩きもほとんどできなかったんですが、仕事終わりには、街に詳しい常務がいつも美味しいところに連れていってくれました。タイスキというタイ風の火鍋料理や焼肉、有名な屋台街のオープンカフェもその国らしさがあって楽しかったです。

    タイスキ タイ風の火鍋料理
    有名な屋台街のオープンカフェ

    今度海外出張があったら、事前に行きたいところを調べて、自分で探索してみようと思いました。
    今回は展示会をこなすだけで精一杯でしたが、機会をちゃんと活かして、プライベートも楽しんでいる常務はカッコいいなと。
    東かがわからあまり出たことのない僕なのに、海外にすごく興味が湧いたし、お金を貯めたいと思ったりしたのは自分でも意外でした。
    前の会社にいたら海外出張なんて望めません。転職して半年で、こんなに眼の前が拓けてくるとは・・思ってもみなかったです。

    あっ、プライベートだけじゃなく仕事の目標もちゃんとあります!笑
    自社製品を一人で説明できるようになるのはもちろんですが、業界や世の中の流れも掴んで、広く発信できる営業になりたいです。
    今は、「一台でもいいから自分で売る!」これを目標にしています。