お問合せ率No.1☆高速裁断機の食い込まし復旧
皆様ご無沙汰しております。
岡Bの体調不良により、更新が滞っておりました。
お詫びと言っては何ですが、今回は高速裁断機に関するトラブルお問合せ率、ダントツNo.1の「食い込まし復旧」についてご説明いたします。
今回は営業部イチ肉体派!!イサムGOの解説でお送りします。
トーコー高速強力裁断機
トーコーにて1,2を争う、古くから製造されているロングセラー商品です。
シンプルな作りながら、多種多様な用途に対応した、コンパクトで使い勝手のよい機種です。
小型の別の機種にクリッカーがありますが、そちらとはまた違い非常にパワフルですので、皮革・布・紙以外の軟硬質製品も打ち抜けるところが特長となります。
故障も少なく、耐用年数が非常に長い高コスパの裁断機ですが、一番多くメンテナンスのお問合せいただくのが、今回お話する圧盤の食い込まし。
高さ調整のミスにより、ショット後に圧盤が食い込んで上がらなくなることが、ままあります。
その復旧には弊社も即時出張修理対応させていただいておりますが、方法とコツさえわかればお客さまご自身でも復旧可能です。
安全には十分ご注意いただいた上で、時間ロス・コストロスを叶える自社メンテのご参考にしていただければと思います。
但し、復旧できるからといって何度も食い込ませたり、あまりにも強く当たってしまったりすると、他の部分が割れたり曲がったりして本体バラシ修理が必要になります。
そもそも型替えした時や当て板を交換して高さが変わった時には、まず高さ調整を丁寧に行い、つかさないようにすることが先決です。
復旧方法
早速説明に入りたいのですが、やはり口で説明するより、文字を並べるより、動画で見ていただくのが一番わかりやすいかと思います。
今回、手順に沿った説明動画を作成しましたので、ご覧ください。
基本的には動画の流れに沿って行ってください。
一部補足として、
①必ず2人で作業を行うこと。
運転入り切り等、並行して行う作業があるので、無理に1人で作業せず協力して安全な作業を第一に考えてください。
③ピンの押し込み確認。
④インチング作業。
⑤復旧確認。
⑥ピン位置によるモーター逆転の仕方。
最後に、各部の部品図をご参考までに。
おわりに。
いかがでしたか?
作業自体は非常に簡単なものとなっています。
わかってしまえば簡単に上がりますが、あくまでも運転状態であることをご理解の上、安全には十分注意をしながらの作業をお願いします。
もちろん、動画説明でもわかりにくい場合は、ご連絡ください。
一時的に復旧できたとしても、カラカラ音がするようになったり、連続落ちするようになったりした場合は本体修理が必要になります。
その場合は一度ご連絡いただき、故障状態で無理に使用しないでください。
私や岡B、営業部全体でご対応しますが、お客さまにもおなじみのポケモンGOオジサン【國野誠二】が小型部プロフェッショナルとして出張修理にお伺いいたしますので、ご安心ください。
繰り返しますが、まずは食い込ませないことが大切です。
ショット前の確認調整を習慣化し、末永く長寿命な機械で、安定した生産効率を実感いただけますよう弊社も共にお手伝いさせていただきます。