自動油圧裁断機3機種の特徴まとめ
3回に渡ってトーコー自動油圧裁断機3機種【SHDC】【SFDC】【HDC】について特徴をご紹介させていただきました。
おおよその違いについて、イメージできましたでしょうか?
(まだの方はコチラ→SHDCとはなんぞや??,SFDCとはなんぞや??,HDCとはなんぞや??)
ここまでご紹介してきたのも,例えば
”新しい製品の裁断にチャレンジしたい”
”機械の更新を検討しているけど現状よりもっともっと生産性を上げたい”
などのご検討をされることもあると思います。
そんな時,トーコー製の自動油圧裁断機の特徴について知っていれば,
”既設の機械だと精度の都合上うまく裁断ができないな・・・”
とか,逆に
”実は精度の必要な製品は少なくて,重ね抜きで大量生産できる製品が増えているな”
といった新たな「気づき」の一助になると思い,ご紹介してきた次第です。
それでは今回はどのように選定するか?について3機種をおさらいしつつお伝えしていきます!!!
裁断できる製品に違いはあるの?
製品例は3機種とも変わりありません。
上の製品例の画像のようにゴム・紙・繊維・革など、軟質材であればなんでも裁断できます!
新型ウイルスの世界的流行に伴い発生したマスク不足。マスクや防護服などメディカル関係にもトーコー製の裁断機がお役に立てました。
どうやって機種を選定するの?
裁断できる製品は3機種とも同じですが,どれでも良いか?と言われれば答えは「NO」です。
3機種それぞれに特徴があり,
”どのような製品を”
”どこで”
”どのようにして”
裁断するか?といったお客さまのニーズに合わせてご提案させていただいております。
ここからは再度3機種の特徴をおさらいしつつ,基本的な選定基準を紹介していきます。
SHDCの選定ポイント
①抜き精度を必要とする製品を抜きたい
②機械高さを抑えたい
③重ね枚数が少ない製品を裁断する
故障が少なく、メカ式同調による精度の長期安定性により、まず選択肢の1番に出てきます。
工場建屋の構造上の都合、また精度の高い製品製造などでお選びください。
SFDCの選定ポイント
①重ね枚数を多くして大量生産したい
②テーブル高さ(パスライン)を抑えたい
とにかく1ショットの抜き数を多くしたい(大量生産)場合にはこちらになります。
またテーブルの低さは、オペレーターが女性の場合などには優しい仕様です。
SDGsの観点からも女性活躍時代に沿った機種と言えるかもしれません。
HDCの選定ポイント
①位置ずれを起こしたくない
②単板・ロール 両方裁断したい
機械精度と関係なく起こる裁断時の位置ずれ。
また、材料がロール原反であること。
こういった物理的問題も解消する機構です。
基本的な選定基準
上記3機種の選定ポイントをまとめると,下の図のようになります。
ただし,このポイントはあくまで基本的な内容であり,
”お客さまの工場レイアウトはどうか?”
”製品の品質や生産性,作業効率を良くできるか?”
”お客さまに喜んでいただける機種,仕様はどれか?”
などなど,私どもトーコー営業部が最適な機械を選定していくのです!
”できる”を実現するトーコー
今回ご紹介したようなポイントを押さえていれば、機種選定も楽になります。
もちろん標準仕様を超えて、お客様毎の細かいニーズに応えるためのオプションですので可能性は無限大です。
文章だけでは伝わりにくい部分もありますが、その時はお気軽にお問合せください。
私、岡部をはじめ弊社の個性あふれる営業マンたちがご説明いたします!
目まぐるしく変わっていく流行りやニーズ。
時代の変化に敏感な企業様におかれましては常に新しいジャンルに挑戦されていることでしょう。
そんな場合も「こんなのできないかな?」と一言お声かけください。
漠然とした構想を現実的なイメージとして描けるよう、お手伝いをいたします。