スタッフブログ

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TOKOの中身 =旋盤=

コラム

    皆様はじめまして。私はトーコーで旋盤加工をしています、スギちゃんと申します。
    私の所属する旋盤加工部について、日々の業務や設備のご紹介をしていきたいと思います。

    前回中型マシニングでの加工紹介があったと思いますが、旋盤も同じように部品加工を行います。
    主に円形の加工物が多いですが、大きい物から小さい物まで、多種多様な製品に対応する技術力の試される部署だと思っています。

    企業秘密的なノウハウがたくさんで、あまり多くを公開できませんが、お見せできる部分を軽くご紹介しますので、ぜひお楽しみください。

    トーコー旋盤加工部

    弊社ではNC旋盤と汎用旋盤を使い分けて、多種多様の製品形状に対応しています。
    通常はNCのみ、汎用のみと使う加工機ごとそれぞれ担当されていると思いますが、弊社では1人で両方を使いこなす技術者ばかりなので、NC旋盤5台+汎用旋盤4台を4人で稼働させています。
    少人数ながら個々の技術力でカバーしつつ、多くの生産を日々効率よく消化しています。

    トーコー保有機械ラインナップ

    ◆NC旋盤 5台(ヤマザキマザック、オークマ)
    ※現在1台(ヤマザキマザック製)は新規更新で納品待ちです。

     

     

    ◆汎用旋盤 4台(タキサワ)

     

    先にも述べました通り、これらを4人体制で駆使して製作しています。
    NCも汎用も使えることが、弊社の旋盤加工士特有の強みであり、製品精度の高さに貢献できていると自負するところです。

    加工の対応力

    φ10以下の小物から、φ400程度のチャックワーク、3m以下の長尺物まで、多くの種類を日々加工しています。
    量産品も製作していますが、基本的には単品加工が多く、新規の加工物が大半を占めます。
    しかも、修理部品や組立時点での修正など、突貫仕事が出ては、短納期での対応を求められます。
    そういった事態にも、応えられるように努めています。

    特殊な加工物には、社内で作った治具や、手で研いだバイトを使ったりと、様々な工夫で対応しています。

     


    偏芯用の治具

    普通旋盤1級への道

    日々の多忙な業務にも、必ず精度が求められます。
    迅速な加工処理と共に、高精度なスキルを身に着けるべく、国家資格である技能検定「普通旋盤」1級取得を目指し、ただいま目下勉強中です。
    現在は2級を保持している社員がいますが、私自身は若かりし頃出た技能五輪以降、日々の忙しさにかまけて資格取得を後回しにしていました。
    ここで仕切り直し、来春の1級合格に向け励んでいます。

    実技課題は、時間内に円筒の材料を3つの部品に加工し、組付けの出来を評価します

    合格はもちろんのこと、学科・実技を通して1位で合格した者は、県知事賞をいただけます。
    今回、私はそれを目指し気合を入れて取り組んでいるところですので、結果のご報告を楽しみにお待ちください!

     

    まとめ

    いかがでしたでしょうか?ごく当たり前の旋盤加工の現場で、退屈な内容だったのではと心配しています。
    部内では一貫して、高精度に、そして短納期に応える意識を共有しています。
    ”できない”では、組立にもお客様にもお待たせしてしまうことになるので、いつでも”やってみる”。そして”やり遂げる”ことを旋盤士のプライドとして意識高く日々努めています。
    どんな無茶ぶりにも挑戦する『意識高い系のトーコー旋盤軍団』と、覚えていただけますと幸いです。