SFDCとはなんぞや??

みなさんこんにちは。
以前の記事の中で,「トーコーの主力製品に3種類の油圧裁断機があり,様々な裁断シーンにおいて精度や剛性に優れたトーコー製が選ばれている」ことをお伝えしました。
(参考:トーコー油圧裁断機とは?!)
しかし,3機種の違いについては長くなりすぎて記載出来ませんでしたので,新たにトーコー製油圧裁断機の3機種それぞれの特徴についてお伝えしたいと思います!
それでは本記事では3機種の次男的存在である,”トーコー自動油圧裁断機SFDC(油圧3段コラム式)”について、解説します。
※基本的には製品カタログにある通りですが、少し掘り下げて普段岡部がお客様に説明させていただくポイントに沿っていますので、特色がうまく伝わればいいな、と思います。
①カミソリ式:スライドギブ式同調(ロングストローク対応)
SFDCではストロークの制限を設けないために、カミソリ式による同調機構を採用しています。
ストローク上限が無限であり(通常300mmぐらいまでが主流)事実上、無制限に伸ばせます。
上げるほどにショットのずれが生じますが、それを最小限に留めるためのカミソリ式です。
よって、重ね抜きが可能になり、量産体制を実現します。
②パスライン(テーブル高さ)の低さ
パスラインが低いことで操作性が上がります。女性でも踏み台なしで作業できます。
ただし、機械高さは高くなりますので間口・天井高さを必要とし、その分重量も増します。
反して、機械幅は狭く省スペース化を図れます。
③大量生産可能
重ね抜きができるため、1ショットでの製品取り数が増やせて量産できます。
材料としては・・・
・ウレタンスポンジ=発泡ウレタン
・不織布
・レザー
・成型品(PP,PET,PSなど)
➃オプション
SFDCユーザーによく採用されているオプションとしては・・・
・電動正直台(メカストッパー)
・マット移動装置
・移載装置
などです。
主に、SHDCと共通したオプション選択です。
SFDCの位置づけ
SFDCは大量生産を軸にした、生産能力を上げるために使い勝手を重視した裁断機です。
英語で「Side Frame Die Cutting」頭文字を取ってSFDCと名付けたトーコーの主力商品です。
関連ページ
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