SHDCとはなんぞや??

みなさんこんにちは。
以前の記事の中で、「トーコーの主力製品に3種類の油圧裁断機があり、様々な裁断シーンにおいて精度や剛性に優れたトーコー製が選ばれている」ことをお伝えしました。
(参考:トーコー油圧裁断機とは?!)
しかし、3機種の違いについては長くなりすぎて記載出来ませんでしたので、新たにトーコー製油圧裁断機の3機種それぞれの特徴についてお伝えしたいと思います!
それでは本記事では3機種の長男的存在である、”トーコー自動油圧裁断機SHDC(油圧4本柱2段式)”について解説します。
※基本的には製品カタログにある通りですが、少し掘り下げて普段岡部がお客様に説明させていただくポイントに沿っていますので、特色がうまく伝わればいいな、と思います。
①メカ式同調
これはSHDCの最大の特徴です。
裁断機メーカー数社の中でも、特に国内で同調式を採用しているのは弊社だけ。
4本の柱が連動しているため、各部の調整を必要とせずとも精度を長年にわたり一定に保つことが可能です。特に液晶フイルムをはじめとした裁断精度に厳密な製品の裁断には力を発揮します。
丈夫で長持ち、電気系統を重点的に気を付ければ何十年も故障なしでお使いいただけます。
メーカーとしては定期的な更新をお願いしたいのですが、何よりもお客様第一主義をモットーにしたタフな機種です。

②機械高さ(全高)が低い
2段式のプレス構造なので、機械の全高を低く設定できます。
間口や天井高さが低い場合、SHDCなら建屋を壊すことなく据付が可能になります。
反面、パスラインが高くなるので、踏み台の設置が必要になります。
③精度の安定性確保
ストロークを最大200STまでとすることで、全高の低さを損なうことなく、また安定した精度を保って製造できます。
基本的に重ね枚数が少ないものに最適。
材料としては・・・
・パッキン
・プラダン
・ゴム
・革
・偏光板
・シール
・成型品(PP,PET,PSなど)
➃オプション
SHDCユーザーによく採用されているオプションとしては・・・
・電動正直台(メカストッパー)
・マット移動装置
・ハーフカット
などです。
特に、偏光フイルムやシールの裁断にはハーフカット機能を採用されます。
SHDCの位置づけ
SHDCはトーコーの代名詞、「高剛性」「安定性」を追求した、弊社にとっての最もスタンダードなタイプの裁断機です。
これをベースとして、お客様のニーズに沿った各機種の提案をさせていただきます。
英語で「Straight Hydraulic Die Cutting」頭文字を取ってSHDCと名付けたトーコーのメインモデルです。
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